周りに精神障害だということを隠しながら生きているとある20代女

精神障害者、中卒フリーター、周りに必死に隠しながら生きています。自分のことだったり。ゆるーく書きます!

入院生活

 

 

 

 

 

 

前回の記事の続きです

 

2.入院生活

 

急に入院と言われ、夜になりましたが寝ることなんて出来ず

私は看護師さんを呼び出して、寝れません、こんなとこにいたくないとか言って

結構暴れました 笑 他の人の病室に入ったりして助けを求めたり。

色々とやばかったです 笑

 

目が覚めたときそこがどこだか分かりませんでした。

家の天井じゃないし、祖父母宅の天井でもない、

ここはどこだ、なんでここにいるんだ、とパニックになりました。

部屋を見渡すとカメラのようなものがついています。

部屋を出ようとすると鍵が掛かっていました。

自分が置かれた状況を理解できません。

ベットの横にインターホンのようなものがついていたので押しました。(ナースコール)

「〇〇さん、どうされました?」

どうされたも何もどういうこと?なんて言えず黙っていたら

看護師さんが病室に来ました。朝ごはんも一緒に配膳されました。

「私、どうしてここにいるんですか?」

震えた声で言ったと思います。

「〇〇さん、入院になったんですよ。」と

入院証?入院届?とりあえず紙を渡されました。

その紙には保護入院ということや病名が適応障害統合失調症というふうに書かれていました。

自分が入院?しかも精神病?冗談じゃない、何かの間違いでしょ、と

更に頭がパニックになりました。

そのまま看護師さんは退室し、ガチャっと鍵を閉められて、

ひとりになりました。

もちろん朝ごはんなんて喉を通りません。

ひとつも手をつけなかったと思います。

そのまま3日間、病室にいました。

2日目の朝、いつもの状態に戻りました。

ああ、そっか、私はおかしいんだ、精神病なんだと自覚しました。

私が部屋の外に出られたのはお風呂のときだけです。

家族から届けられた服とタオル、シャンプーを介護士さんに持たされ

大浴場のようなところに案内されました。

私の他にはおばあさんが二人いました。

私みたいな若者が珍しかったのか、あなたも入院してるの?と聞かれました。

久々のお風呂だったのですごくホッとしたのを覚えています。

その後また病室に戻され、そろそろお昼かなと思っていたところ

「今日から食事は他の患者さんとも一緒に食べましょう」と言われました。

私は昔から人と一緒に食事をするのがあまり得意ではなかったので

え、、?となりました。なりましたが病室の外に出られるのはいい事なので

看護師さんに着いていきました。

広い部屋に大きなテーブルが何個もあって、そこに椅子がある感じです。

奥にはテレビがあって、そこをいつも自由時間やOT(作業療法)の時に使っている感じでした。

病院食を食べ終わるとここに記入して、と言われ自分の名前の横にご飯を何割食べられたか記入しました。

それから看護師さんにこれから自由時間だけど、病室に戻ってもいいし、ここで塗り絵や勉強でも何でもしていいよ、と言われました。

 

そして病室が団体部屋になりました。

そこは4人用の部屋だったのですが40代くらいの女性と70代くらいのおばあさんがいました。2人は簡単に自己紹介してくれて、何か困ったことがあったら言ってね、と言ってくれました。この病室は私が入院当日の夜暴れて、間違えて訪問したあの病室でした。

2人は本当に親切で食事の時も一緒のテーブルに入れてくれて、OTの時も一緒にいてくれました。

だんだんと他の患者さんともお話できるようになり、特に私は中学生で若かったので

娘や孫のように可愛がられました。

ですが何人かの男性患者さんにセクハラのような発言をされたり、延々とその人の昔話をされたり、やっぱりここはやばい人の集まりなんだな、と思いました。

 

その病院では病院食以外はおやつの時間か面会の時間にしか食べられない決まりでした。

売店があったので介護士の方と一緒に買ったり、面会の時間に叔母や祖父母が持ってきてくれたチョコなどを食べてました。

面会に来てくれた叔母に泣かれた時はどうしていいか分かりませんでした。

母方の祖父母も来てくれて、父方の祖父母も来てくれました。

父方の祖父は片足が無くて、なかなか家から出ない人だったので

来てくれてすごく嬉しかったです。4年前に亡くなったので今思い出してめっちゃ泣きそう…笑

父も来てくれました。母はショックを受けたのか、まだ私には会えないので車で待っていたみたいです。

父は入院する前のことや入院生活など色々聞いてくれました。学校のことや受験のことは気にしなくていい、ゆっくり休めばいいと言ってくれました。

入院生活にも慣れた頃、先生と面談がありました。

もう落ち着いているし、退院してもいいだろう。

父が仕事休みの来週の土曜日、退院しようということになりました。

病室が一緒の患者さんに言うと、良かったね、でも寂しくなる、と言ってくれました。

他の患者さんもおめでとう!と祝ってくれてその日の夜は色々お話しましたね。

退院日になって、祖父母と両親が迎えに来てくれました。

もう受験も無理だし、将来どうなるのか分からないけど

とりあえず家に帰ってゆっくりしたい、

両親と車で家まで帰りました。

 

 

次回は退院後編です!